こんばんは。
今日は青葉賞の考察1です。
俄然、注目が集まるペルーサ。
山吹賞(1着)→青葉賞(1着)というダービー勝ち負けのパターンを確立した藤沢和調教師ですが、自身がポピュラーにした「皐月賞はパス」という新常識が浸透し、500万勝ちの身では、早い段階に青葉賞出走が100%確定しなくなったのは皮肉です。
そのため若葉Sを使ったのでしょうが、マイナス14キロの体でヒルノダムール(皐月賞2着)とぶつけ合いまでして、叩き合ったのは大誤算。
器の大きさは認めても、シンボリクリスエス、ゼンノロブロイとは違って、本番まで見据えたサジ加減は、世界のフジサワでも至難の業でしょう。
ならば、超良血・トゥザグローリーかというと、前走を見ると巨漢を持て余し、遊び遊び走っている印象は拭い去れません。
今年の注目馬はヒモこそあれ、頭は難しいのではないでしょうか。
そこで、臨戦過程を踏まえ、ここはトウカイメロディを一発候補に抜擢。早いうちからダービーを意識した距離を使われ、ここ2走はいずれも上がり3F33秒台。
前走で並ぶ間もなく差し切った先行勢に、超良血のシャガールが含まれていたことも能力の裏付けです。
430キロ台の小柄な体に、母系に流れるリアルシャダイの血をみて、ライスシャワー(1992年ダービー2着、菊花賞1着)をイメージするのはオールドファンの証拠でしょうか。
いずれにせよ、ここにきての上昇度は近走の充実ぶり、中間の気配が示すところ。
21日には異例の坂路2本追いで、クビを使ってグイグイ伸びた走りにはさらなる上積みを感じました。
ちなみに、管理するのは、かつてこの馬主と組み、GI勝ちがある美浦北馬場の名門厩舎。
人気薄の一発屋を多数輩出していることで知られており、ここは久々に回ってきた好素材で高額取引馬をなで斬りです。